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十得鍋レシピ★野菜クズで作るスープ【ベジブロス】の作り方

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この記事を書いた人

名古屋在住。

トモさんと二人暮らしの転勤族。

★ゆる無添加生活9年
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【ベジブロス】ご存じですか?

【ベジブロス】とは、捨ててしまいがちな野菜のヘタ、芯、根っこ、皮などの野菜のくずを使ってつくる出汁です。

これが、ものすご~く美味しいんです。

野菜のうま味や甘味が出て、お味噌汁やスープ、パエリアやカレー、煮込み料理に使うと驚くほど味が変わります。

【ベジブロス】は美味しいだけではなく、栄養価もすごいんです。

強い抗酸化力で健康や美容にも効果が高く注目されています。

「せっかく農家さんが頑張って作ってくれた無農薬野菜なのに、ヘタや芯を捨てるのはもったいないなぁ…」とトモさんが野菜くずを煮だして作り始めたのがきっかけでした。

あとから、【ベジブロス】というものを知り、それからは根っこや小さなヘタも捨てずに出汁をとっています。

今回のブログは、我が家で作っているベジブロスの作り方、野菜くずのため方、【ベジブロス】の栄養価のすごさなど。

「ベジブロスってなに?」

「ベジブロスの作り方を知りたい!」

「無農薬の野菜を無駄なく丸ごと使いたい!」


そんな方に、今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

ベジブロスの作り方

私は十得鍋で煮込んでいます。

保温性があって簡単に美味しく仕上がります。



玉ねぎの皮、野菜の芯、ワタ、きのこの石づき、トマトのヘタ、ネギの青い部分(先端の硬いところ)も捨てずにスープにします。


野菜のヘタ


野菜は種類があるほうが、栄養価が高まり美味しいですよ。

にんじんは、生長点が大事。

にんじんの生長点とは、葉を切り落とした部分のことです。

根が養分を吸い上げ、葉を成長させていく大切な部分。

生長点は栄養がたっぷりある部分なので、私はこんなふうに切って、できる限り食べます。


にんじんの成長点ギリギリまで切っている

生長点の周りの少しへこんだ部分の土や黒くなった部分は、菜箸や爪楊枝でこすってとると綺麗になりますよ。

あとは、【ベジブロス】にします。




弱火で30~40分くらい煮込んでいく。

お酒をいれると更に美味しくなります。

沸騰はさせず、食材が少し踊るくらい。

夏の間は、ニンニクの皮やヘタ、とうもろこしの皮やひげや芯をよくいれます。

できあがったスープは、とうもろこしのうま味や甘味がでて本当に美味しいです。

野菜くずを煮込んでいる


いれる食材で味が変わるのも楽しいです。

【ベジブロス】に使えない野菜はありません。

苦みの強い野菜を多く使うと、苦みが強くなりすぎるので量は調整したほうがいいです。

おすすめの野菜は、その時期の旬の野菜。

旬の野菜は栄養価も高く、美味しいです。



時間がたったらザルでこします。

そのままスープで飲む時は塩をいれて味を調整してください。 

完成したベジブロス

【ベジブロス】の保存方法


すぐに使う場合は、瓶にいれて冷蔵庫へ。

すぐに使わない場合は、量を測って保存袋にいれ小分けし、冷凍保存しています。

冷蔵保存は3日くらい、冷凍保存は1ヵ月くらい保存可能です。

保存袋に小分けしたベジブロス

くず野菜のため方


我が家のくず野菜のため方は、ジップロックなどの保存袋にいれ冷凍保存。

料理するたびにできた野菜くずをいれていき、たまったら【ベジブロス】を作ります。

本当は生の野菜のほうがいいみたいですが、我が家は夫婦二人暮らしなので野菜くずがたまるまで時間がかかるので冷凍することにしました。

作る時は凍ったまま煮込んでいきます。

ベジブロスの使い方


そのままスープとして飲む以外で、我が家でよく使うのは、

・パエリア
・カレー
・リゾット
・炊き込みご飯
・味噌汁
・ポトフ

ベジブロスの素晴らしい栄養価

【ベジブロス】の栄養が豊富な理由は、フィトケミカル(ファイトケミカル)です。

フィトケミカルとは?

主に植物に入っている栄養素で「フィト」は植物「ケミカル」は化学成分を表します。

植物が光合成するときにできる物質。

紫外線や動物などから身を守るために、植物自身がつくり出した色素や香り、辛味、苦味、アクなどの成分から発見された化学物質です。

化学物質といっても、植物に含まれる天然のもの。

よく聞くリコピンやポリフェノールも、フィトケミカルの一種です。

生命活動を維持するために必ず必要な栄養素ではありませんが、健康や美容効果が期待され、第7の栄養素として注目されています。

フィトケミカルの期待される効果とは

もっとも期待されているのが、抗酸化力です。

「フィトケミカル」を摂取すると活性酸素から身を守る効果があるといわれています。

活性酸素とは?

活性酸素は悪者ではなく、

・細胞内での情報伝達。
・身体の免疫機能を維持する。


という役割もあり重要です。

その一方で、増え過ぎると細胞などにダメージを与え身体を酸化させてしまいます。

私たちの体にも、活性酸素を防止する機能が備わっていますが、抗酸化物質を摂取することで細胞の酸化を防ぎ、アンチエイジングや老化防止などの効果が期待されています。

スープにすることが重要


フィトケミカルは、野菜の細胞壁にしっかりと守られていて、ミキサーで攪拌(かくはん)したり、すり潰しても細胞膜は壊れません。

フィトケミカルは加熱することで細胞壁が壊れ溶けだします。

野菜をジュースにするより、スープにした方が抗酸化作用や吸収力もアップ。



これから寒くなってくると、免疫力をあげるのはとても大事ですよね。

簡単で美味しい【ベジブロス】ぜひ作ってみてくださいね!

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