暮らしの知恵栗の虫だし処理

無農薬 栗拾いした栗の虫だしの下処理と長期保存できる簡単冷凍方法

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今年も【オウメファーム】で、無農薬の栗をたくさん買いました。

栗情報を楽しみに待ち、4キロ購入。

【オウメファーム】の記事はこちらにあります↓



栗を購入したら、早めにやっておきたいのが虫だし


今回のブログは、

・栗の虫だし下処理の方法。
・糖度が4倍になる方法。
・鬼皮がバナナみたいにスルスルむける冷凍保存方法。


など。

下処理といってもすごく簡単な方法ばかりです。

「栗の虫だし下処理の方法が知りたい!」

「栗の保存方法が知りたい!」

「硬い鬼皮を簡単にむく方法が知りたい。」


そんな方に、今回の記事が参考になれば嬉しいです。

通販で栗を購入するときは、こちらのお店で購入しています。
薬品は一切使用せず無農薬で、大きくて美味しいですよ!


栗の虫だし下処理


ほとんどの栗には、栗がまだ若いころに虫が卵を産みつけているそうです。

スーパーで購入した栗にも卵はいますが、消毒や何かしらの処理をされているので孵化(ふか)しないだけなんですよね。

なので、みんな栗を食べる時に卵を食べている…ということです。

自然の中で育った無農薬の栗や栗拾いでとった栗は、必ず下処理が必要。

卵が孵化する前に処理しなければ、栗を食べられ中から虫がウヨウヨでてくることに…。

でも虫が食べているのは、それだけ美味しいってことですよね。

栗を入手したら、栗の下処理はなるべく早くするのがおススメ。

下処理方法


まずは、栗をキレイに洗い泥や土を落とします。

※泥がついたまま水につけると腐ってしまう原因になるので、よく洗ってください。


私は棕櫚(シュロ)のタワシで洗っています。
硬さがほどよく、ゴボウやサツマイモを洗うときも便利ですよ。
西尾商店のものは、いろんな大きさのタワシが揃っているのでオススメ★



ボウルや鍋に、栗が完全につかるくらいの水をいれて栗をつける。


下の写真で栗が完全に水につかっていないのがありますが、これはダメな例。

栗が完全に水につかるくらいの状態がいいです。

このあと、つけなおしました。

栗を水につけ虫だしをしている



ボウルがたりないので、使用しているのは7年愛用している【十得鍋】です。
取っ手が外せるので、こういう使い方もでき便利。
こちらの記事に詳しく書いているので、よかったら読んでみてくださいね


さんすけ
さんすけ

浮いてくる栗は、虫が中におるか、水分が抜けてるから取り出してな。

栗が水に浮く原因
中の水分が乾燥して実が縮み空洞が出来ている。
虫が入り、実を食べている。


そのまま半日くらいつけておきます。

半日経過したら、ザルにあげ水を切ります。

半日水につけていた栗をふいている



●ひとつひとつを拭いて、しばらく新聞紙の上に並べて乾燥させる。


これで虫だし終了です。

私はいつも寝る前に水につけ、一晩放置しています。

水に栗をつけると虫は窒息してご臨終。

なのですが、それでもこの方法では不安!という方は下の方法もやってみてください。

我が家は、栗を通販で購入するときは、いつもこのお店一筋です↓

栗の虫だし下処理【強化版】

私はいつも上の方法で下処理したあと、この【強化版】もやっています。

栗を水洗いする。
鍋に栗がつかるくらいの量の水を入れて、80℃までお湯を沸かす。
栗をいれる。
2分待ち火を止める。
※温度計がない場合は、沸騰する前に火を止めてください。
栗をザルにあげ、冷ます。
新聞紙の上に栗が重ならないよう並べて乾燥させる。

熱でご臨終…っていうことですね。

想像すると…複雑な気持ちになりますが、ありがたく感謝し美味しくいただきます。

糖度が4倍になる方法

栗の下処理が終わったら、すぐ食べずに寝かせたほうが甘くて美味しくなります。

寝かせる方法は、

栗を新聞紙でつつむ。

新聞紙にくるんだ栗



袋にいれて、かるく結ぶ。

ぎゅっと結ぶと栗が呼吸できなくなるので、かるく結ぶのがポイント

チルド室で寝かせるため新聞紙にまき袋にいれた栗


チルド室にいれ、2~3週間寝かせる。

時々チェックして新聞紙が湿っていたら交換。

糖度が3日で2倍、30日後には4倍にまであがるといわれています。  

栗は寒い環境に置いておくと甘くなるんです。

酵素の働きで栗のでんぷん質を分解して、糖分を作り凍らないようにするためと言われています。

ものすごく甘くなって、蜜がでてきてしっとりして食感まで変わりますよ。

栗むきは時間がかかる作業ですが、栗むきがあれば、簡単にむけます。

でも冷凍するだけで、

鬼皮がバナナのようにスルスルむけます。


私はいつも農家さんから大量に買うので、2~3週間くらいチルドで寝かせたあとは冷凍しています。

冷凍方法は、ものすごく簡単です。

ジップロックにいれて、冷凍するだけ。

保存袋にいれた栗



冷凍すると3ヵ月くらい食べれて、長い期間楽しめますよ。

食べる時は冷凍庫からだして20分くらいおいてから使います。

冷凍した栗



冷凍すると鬼皮も渋皮も柔らかくなって、すごく剥きやすくなります。

お尻の部分を少し切るだけで、こんな風にバナナみたいにスルスルむけますよ。

手で鬼皮をむいている


手や包丁で、渋皮が簡単にむけますよ。

むくというか、はがれる感じです。

手で渋皮をむいている

傷んでいる栗や虫が食べている栗の見分け方

・栗の皮に穴が開いている。
・皮が黒くなっている。
・水につけた時に浮いてくる。
・白い粉が出てくる。

そんな栗は虫に食べられたり中が傷んでいる可能性が高いです。

白い粉は栗を食べた虫の排泄物なので、とくに白い粉がでているものは食べれない場合が多いと思います。

私は水に浮いいる栗は捨てずによけておいて、早めに皮をむいて中を見てチェック。

栗の虫は…実は美味しい。

栗にいる虫は、栗虫とよばれ2種類います。

・クリミガ
・クリシギゾウムシ

ほとんどがクリシギゾウムシの幼虫だそうです。

クリシギゾウムシの幼虫は、見た目はそんなに気持ち悪くないんですよね。

ぷっくりしていて、色も栗の実のような色。

腐っていなければ、虫がいても虫をとりのぞけば食べれます。

もしも栗の虫を食べたとしても、健康的な害はなく全然大丈夫。

むしろ栄養価が高く、栗と同じように好んで食べる国もあるとか…。

栗を食べて育つので甘い栗の味がして、かなり美味しい…らしいです。

昆虫料理研究家の内山昭一さんが選んだ【食べられるうまい昆虫ベスト10】では、第9位に輝いています。

1位 カミキリムシ(幼虫)
2位 オオスズメバチ(前蛹(ぜんよう)さなぎになる直前)
3位 クロスズメバチ(幼虫・さなぎ)
4位 セミ(幼虫)
5位 モンクロシャチホコ(幼虫)
6位 タイワンタガメ(成虫)
7位 トノサマバッタ(成虫)
8位 カイコ(卵)
9位 クリシギゾウムシ(幼虫)
10位 ヤママユ(さなぎ)

そういえば、この間コオロギチョコをいただき食べました。

無印でも売っているみたいですね。

食糧不足への対策で未来食といわれているそうです。

タンパク質などの栄養源として注目されています。

食べた感想は…パウダーにしてあるので、コオロギの味はせず普通のチョコレートでした。



最後は虫の話になってしまいましたが…。

今回は栗を美味しく食べるための下処理をご紹介しました。

今しかない旬の味を楽しんでくださいね。

通販で栗を購入するときは、こちらのお店で購入しています↓
薬品は一切使用せず無農薬。
大きくて味も美味しいですよ!

【栗ブログ第2弾目】

【栗ブログ第3弾目】

【栗ブログ第4弾目】

【栗ブログ第5弾目】

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