気温がグッと下がって冷えこんできましたね~。
京都の寒さにくらべれば東京は温かいですが、寒いのが苦手なので毎日こごえています。
でも冬の食べ物は美味しい!
寒くなると野菜の甘みもうま味も増し、鍋におでん、煮こみ料理が美味しい季節ですよね。
今回のブログは、ビストロ土鍋でつくる【大蔵大根(おおくらだいこん)のしみしみ煮】
先日の【青山ファーマーズマーケットおすすめのお店パート1】でご紹介した無農薬、化学肥料不使用で栽培されている《Ome Farm(オウメファーム)》で購入した〖伝統大蔵ダイコン〗です。
青首大根とはまったくちがう美味しさで、《オウメファーム》の常連さんは毎年これを食べるのが楽しみな人も多いはず。
青山からだと持って帰るのが重いのですが、絶対に買って帰るくらい美味しい大根!
味も美味しくて煮込んだときの食感がたまらないのです。
見つけたらぜひ!!というより、わざわざ買いにいっていただきたいくらいの大根。
【大蔵大根】のルーツをいろいろ調べてみたら面白くて勉強になったので、最後にのせてます。
いつものように、無農薬野菜を購入したお店ものせているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
長谷園の【ビストロ土鍋】は本当に美味しくて便利なので、「ビストロ土鍋を購入しようか迷っている」方にも参考にしていただけると嬉しいです。
【ビストロ土鍋】の詳しいレビューはこちらにあります↓
材料
・大根
・カーボロネロ(黒キャベツ)
・しょうゆ
・本みりん
カーボロネロはイタリア生まれの郷土野菜ですが、和食にもあいます。
カーボロネロがなくても、ネギや小松菜などお好きな葉野菜をいれてみてくださいね。
作り方
それでは作っていきます!
作る?
切っていれるだけちゃう?
そうなんです、切っていれるだけの絶品料理♪
素材がいいと、「〇〇だし」とか使わなくても簡単に美味しく仕上がるんですよね。
我が家は、ワケあって7年間【カセットコンロ生活】
なので、カセットコンロで調理していきます。
・【ビストロ土鍋】に【水、しょう油、本みりん】をいれる。
・分厚くきった大根をいれる。
なるべく厚く切ったほうが美味しいですよ~。
・カーボロネロをいれる。
あとはフタをして、【ビストロ土鍋】におまかせ♪
コトコト煮込んでいきますよ~。
しみしみ大根の断面
できあがりました~♪
毎回お箸をいれる瞬間、ワクワクします!
味がしゅんでます~♪
しゅんでる→染みこんでる
【大蔵大根】ならではの歯ざわり。
しかも《オウメファーム》で栽培されているので、味が濃くてさらに美味しい。
最高です!
日本酒にあいますねぇ。
ちなみに今回のおともは、【忍者pius+】
滋賀のお酒です。
深くてコクがあって、うま味がしっかりの我が家好の味でした♪
伝統大蔵大根(でんとうおおくらだいこん)とは?
【大蔵大根】は、昭和40年代までは世田谷の至るところで栽培されていたそうです。
1974年に登場した【青首大根】にその座をうばわれ姿を消すことになりました。
【青首大根】が普及した理由は、
・病害に強く小ぶりで栽培しやすい。
・片手で引き抜けるから収穫しやすい。
世田谷区内の農家が1997年から栽培に取りくみ、復活をはたした貴重な伝統野菜です。
【大蔵大根】の成り立ち
【大蔵大根】の原種は、東京練馬あたりで栽培されていた「秋づまり」という品種とされています。
「秋づまり」は白首系の大根で早生種(そうせいしゅ)
[早生種とは?]
種まきから収穫までの生育期間が短い。晩生と比べて背丈は低く、収穫量も少ない。
江戸時代に豊多摩郡(現在の杉並区付近)の源内という農家が「秋づまり」をもとに品種改良し「源内づまり」という晩生種(ばんせいしゅ)の大根を生みだしました。
[晩生種とは?]
種まきから収穫までの期間が長い。早生と比べて背丈は高くなり、収穫量も多い。
その後、世田谷の大蔵原(現在の世田谷区大蔵付近)に伝わり栽培されるようになります。
明治時代にはいり、大蔵原の石井泰治郎が「秋づまり」の自然交雑種(しぜんこうざつしゅ)から耐病性のあるものを選び育て「大蔵大根」を生みだしました。
そして1953年(昭和28年)に【大蔵大根】として名称登録されたそうです。
【自然交雑種(しぜんこうざつしゅ)とは?】
人工的に交配してつくり出したものではなく、自然に他の種や品種の花粉がついて生じた植物のこと。
サクラの[ソメイヨシノ]がその例といわれています。
「伝統大蔵ダイコン」と「大蔵大根」の違い
現在、種苗メーカーからF1品種としての「大蔵大根」も種が販売されていて、そういったものとの混同を避けるため2011(平成23)年からは「伝統大蔵ダイコン」として出荷されています。
大蔵大根の特徴
【大蔵大根】の特徴は
・白首系で葉の付け根まで真っ白でとても美しい。
・首から先端近くまでが同じ太さの円筒形。
・輪切りにした時に同じ大きさにそろえやすい。
・かつらむきする場合も無駄がでない。
・硬すぎず、しっかりとした肉質で美味しい。
煮くずれしにくく、おでんなどの煮込みやステーキにすると最高です♪
ぜひ、旬の【伝統大蔵ダイコン】を味わってみてくださいね!
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